摂食嚥下専門医による1次医療機関に対する遠隔医療を用いた診療支援の一例こんにちは.林 宏和です.先日,未来院長塾にご参加いただいた他県の先生が,初めて嚥下内視鏡を患者さんに実施されたということで,事前にギガファイル便(http://gigafile.nu/)でVEデータや食事場面の資料を送って頂き,zoom(https://zoom.us/)を利用して,遠隔で症例検討会を行いました.画面共有機能を使用して,こちらでVE画像を再生し,VEの観察のポイントや試行の組み立て方,訓練計画立案,ゴール設定までディスカッションを行いました.今回初めての試みでしたが,ツールとしては十分実用的なものでした.まだまだ課題は山積みですが,おいしい会(大阪の良い食支援・医療連携を考える会)として,地域の開業歯科医の摂食嚥下...2017.12.03 13:51新着情報摂食嚥下リハビリテーション遠隔医療
歯科診療所での摂食嚥下リハビリテーション事始め1こんにちは.林宏和です.最近,私が,地域の医療・介護関係者から聞く歯科に対するニーズは,他職種による義歯の管理方法,口腔ケアについて,そして一番多く聞くのは嚥下障害を診られる歯科医師はいないかということです.大学で摂食嚥下を専門としていた私が地域にでてきた使命は,もちろん摂食嚥下障害の患者を診ることですが,それ以外に大学で得た専門知識と経験を地域に広めることと思っております.なぜなら,嚥下リハの臨床は決して1人でできるものではなく,広めることでより多くの嚥下障害患者を救うことができ,また,地域歯科医療の発展に繋がると信じているからです.さて,これまで摂食嚥下リハの教育を受けてこなかった歯科医師が摂食嚥下リハを始めるには,どうすればい...2017.11.14 23:42新着情報摂食嚥下リハビリテーション