こんにちは.林宏和です.
最近,私が,地域の医療・介護関係者から聞く歯科に対するニーズは,他職種による義歯の管理方法,口腔ケアについて,そして一番多く聞くのは嚥下障害を診られる歯科医師はいないかということです.
大学で摂食嚥下を専門としていた私が地域にでてきた使命は,もちろん摂食嚥下障害の患者を診ることですが,それ以外に大学で得た専門知識と経験を地域に広めることと思っております.なぜなら,嚥下リハの臨床は決して1人でできるものではなく,広めることでより多くの嚥下障害患者を救うことができ,また,地域歯科医療の発展に繋がると信じているからです.
さて,これまで摂食嚥下リハの教育を受けてこなかった歯科医師が摂食嚥下リハを始めるには,どうすればいいでしょうか?
口腔機能を管理している我々歯科医師は,摂食嚥下障害に気付ける機会が多いはずです.まずは嚥下障害の徴候に気付けるようになること.
日頃より自分が歯科治療している患者さんの口腔機能がどのような食形態を摂取可能か,また安全に飲み込める食塊形成をできる口腔機能をもっているかまでは把握していただければと思います.
もし嚥下障害患者に気付くことがあれば,皆さんが摂食嚥下リハを始める支援をさせていただきたいと思いますので,ぜひ未来院長塾にご相談ください.
気付きのヒント↓
EAT10 嚥下障害の質問用紙です.例えば高齢者の初診問診用紙に挟んでもよいかと思います.
http://www.maff.go.jp/j/shokusan/seizo/kaigo/pdf/eat-10.pdf
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