障害を抱えている人は、引きこもりや座りすぎによって深刻な「身体の不活動」になっていることがあり、それが二次的な疾病を引き起こされている場合があります。したがって、健常者は健康の「維持」のためにスポーツが必要であるのに対し、障がい者は健康の「獲得」のためにスポーツをする必要があると言えます。
また、障がい者が自分の夢や希望をもって豊かな人生を過ごすためには、彼らも主体的に「社会参加」する必要があります。しかし、現段階での日本のノーマライゼーションは必ずしも完全とは言えません。一方で、スポーツを通じた人と人との触れ合いの中で、障がい者が豊かな幸せを感じることができるかもしれませんし、同じ悩みを抱えるもの同士の情報交換、障がい者と健常者の相互理解のための手段となり得るかもしれません。
この度、デンタルハイジーン誌に、共に障害者スポーツの普及活動を支援している、歯科衛生士の白水さんの活動を紹介させていただく機会を得ました。良いこと書いてるなと、共著者ながら感心する内容だと思います。
是非、ご一読ください❗
大阪歯科大学 附属病院 障がい者歯科
田中 佑人
0コメント